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583: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)21:50:20 ID:zmjxvvIKQ
>>579続き。
オレ「さ、寒くね……?」
S子「寒いの?」
夏だと言うのに外は意外と涼しかった、それ所か半袖の俺には寒い気がした。

S子「どこまでいくの?」
オレ「うーん……適当に行こう」
なんと気の利かない言葉だと、今だから思う。

どこまで散歩に行けばいいか分からないけど、
少なくとも迷子にはならないように、と心がけながら自転車をこいだ。

ただ、準備があるんだろうなーって勝手に思って気を使っていたので、
時間も掛けるつもりではいた。だから結構遠い所まで行っていた。

ただ静かにと道を走って行く。
自然豊かな場所だなーと思いながら、それをS子と話しながら、静かな道を走った。

S子はいつもの様にオレの肩に掴まり、オレに憑いてくる。
なんだか、これも最後かと思うと寂しいと思ったが、S子にはそんな顔見せずにいた。

S子「……今日で最後ですね」
オレ「そうですね」

俺もS子も何も言えなかった。
今一実感がわかない、このまま、また明日「オレさん」って呼ばれそうな気もした。

584: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)21:58:25 ID:zmjxvvIKQ
オレ「……変なこと聞くんだけどさ」
S子「はい?」
オレ「S子は成仏するのが幸せ?」
S子「……。」

何を聞いているんだorz

そう聞くとS子は何とも言えぬ表情で、少なくとも笑ってはいない顔になる。
何を考えたんだろう。
何を思ったんだろう。

分からないけど。

S子「……”幸せになれる”って、オレさんだけでも、信じてくれませんか?」

あの日、従兄に促されて、納得した気になっていたけど、
オレは納得できてなかったし、従兄の話を一ミリも呑み込んでいなかったと、思い知らされた。

だけど、今は。

オレ「分かったよ」

とにかく、S子がそれが幸せだと言うなら。
それを信じるべきなんだ、そう言うとてつもなく強い使命感を抱いた。

585: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)22:06:02 ID:zmjxvvIKQ
それを聞いたらS子は安心したように息をついた。
オレはそれを見て同じように安心した表情になった。

S子「オレさん、あの時私を見つけてくれてありがとう」
オレ「……。」
S子「オレさん、夜中怖い思いさせてごめんなさい」
オレ「……。」
S子「あの後、私を探しに来てくれて、お話までしてくれて、ありがとう」
オレ「……。」

S子「植物園に連れてってくれて、ありがとう。
 私を助けてくれて、ありがとう。
 私を許してくれて、ありがとう。」

何度も何度も、色々なことを、ありがとう。
俺も気が付いて居なかったことも、ありがとう。
S子しかそう思わない事も、ありがとう。

S子「最後に、私のことを信じてくれて、ほっとーーに……ありがとうございます」

そう言い切る頃には、S子の口はモニャモニャになって、顔はグチャグチャになってて、
いつの間にか、俺の肩に顔を埋めて泣いていた。

左肩はとにかく重い。……そして冷たい。
涙を流せるようになったS子の涙はヒンヤリとしてる。

自転車を止めて、前にS子がしてくれたように。

今度はオレが、S子の頭を抱え、何度も撫でてあげた。
変態や、やましい心はなく、ただ、撫でて励ましてあげました。

泣いているS子は本当に子どものようだった。

586: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)22:08:10 ID:zmjxvvIKQ
すまん、ちょっと待ってくれ。

ゲシュタルト崩壊したみたいだ。ありがとうが。見えない。

ガンバる。頑張るから、待ってく。
うっせーけど、こうやって書くと落ち着くんだ、まってくれ

587: 名無しさん@おーぷん 2014/08/04(月)22:10:06 ID:2rFBBoETc
がんばれいっち
自分のペースでいいからな

588: 名無しさん@おーぷん 2014/08/04(月)22:10:39 ID:Sl3WWBae5
頑張れ。
俺はお前が語りきる事に真理を感じた。
お前を信じてる。

589: 名無しさん@おーぷん 2014/08/04(月)22:12:35 ID:jFW8pYKFm
あんまり書いてる最中にそう言うことは止めろよ
興醒めするわ

………頑張れ、はよせい

590: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)22:26:50 ID:zmjxvvIKQ
>>585
今でも思い出す。
S子が泣きながらも経ちだした頃、オレはS子の手を握りながら見た。

段々日が昇って行くのよ、それがとても綺麗でね。
もう段々と空に色がついて行くし、周囲は明るくなっていくし、何となく自然や緑が光ってるような情景になってね。
あの美しさは見なきゃわからないけど、それでオレもS子も、凄い明るい顔になった。

もう北祖母様、ババ様、分ってたんだね。
この町の夜明けは、観光名所に出来るぐらい綺麗だって(言い過ぎ?)。

S子も俺も「わぁ」とか、心の底から出している様な声漏らしてて、
グルッと周囲見渡していた。

誰だっけ、清少納言だっけ。
「やうやうしろくなりゆく山ぎ」って言葉を残した意味が凄い分かったよ。
もうアレは、見た者は書き記してしまう。

それぐらい素晴らしい朝だった。人生最高の朝だった。

591: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)22:37:07 ID:zmjxvvIKQ
オレとS子は元気になった所で、家に戻る事にした。
大分、時間も経ってた。

S子「……行こっか。」
オレ「うん……」

オレとS子は手を繋ぎながら来た道を戻った。
その間、言葉は一つも交わさない。
静かに歩いていた。

S子「……そうだ、オレさん!」
大分歩いた所で、S子が俺の顔を見ながら言った。

オレ「なに?」
S子「……自転車で二人乗りしませんか、そう言えば私そう言うの憧れていたんです!」

未だになんで、ああいう提案してきたのか分からない。
聞き直しても思い出したと言うけど、本当にそれがS子の憧れだったか、謎のままです。

でも俺は、S子を自転車の後ろに乗せ、来た道をこぎ戻りはじめました。

592: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)22:44:41 ID:zmjxvvIKQ
オレの青春時代の憧れですよ。
後ろに可愛い女の子を乗せて、川とかで、二人乗りして下校する。
もちろん、そんな青春は、妄想の夢は、訪れませんでした。

オレはドキドキしながら、自転車にまたがりました。
その後ろでS子が、どう乗ろうか必死に考えてるんです。

ちょっとして、オレが、非現実的だけど「横に座ったら?」と言いました。
S子「それ凄くいいね!そうしよっ!」

オレの後ろへ、ポンっと、乗るS子。
心なしか自転車が少し揺れた気がした。

見ると少しS子は自転車にすり抜け埋まりながら、座って居ました。
そして、オレの腰にしっかりと抱き着きました。

S子「いこー!」
オレ「おおー!」
馬鹿みたいにはしゃいだ声出して、自転車をこぎ戻りました。

それこそ、ガキのようにw
お腹に感じる冷たさは気にならず、ただ、なんか、やけにハイテンションに。

S子も「キャッ」とか言いながら、楽しそうに乗ってくれました。
途中、なぜか宙に浮きあがったりしたけど……それはそれで良い思い出です……w

そんなせいで、家まであっと言う間でした。
本当にあっと言う間で、「もう一度……w」とS子と話しして、もう一周しに行っちゃいました。

その様子を見ていた北祖母は多分かなり呆れていたと思います。

593: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)22:49:34 ID:zmjxvvIKQ
筋肉痛で、バカみたいに笑いながら走っていた。
そのせいで家に帰る頃には、変にぜーぜー状態でした。

北母「どうだった?」
オレ「最高でした!」
S子「楽しかった!」

北母「それは良かった、アンタたち、良い顔しているよ!」
北祖母はそう言ってくれて、なんだか、オレもS子も変に笑いました。

S子は「本当のお婆ちゃんに褒められたみたいで嬉しい」と言ってたかな。
それ聞いて北祖母が「もう、うちの子よw」と笑いながら冗談を言ってました。

そして、出来ていた朝食を取りました。
S子の所には、山盛りのご飯とオカズ、さらに多くの親戚が寄ってました。

面白いです。
親戚さんたちが、S子へ色々話しかけて「何て言ってる!?」
ってオレや、聞こえる人達に聞いて、会話しているんですよ。

もちろん、ちょっとした変な家状態でしたが、オレにはS子が、そこに本物の身体を持って居る気がしました。

594: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)22:51:09 ID:zmjxvvIKQ
ただ、そんな楽しい時間も直に去りました。

北祖母「さて……、オレ、S子ちゃん。時間だよ」
その目を紅くして、何度も目じりを拭いて。
ただ、誰よりも怖く強い目をして祖母が言いました。

S子の成仏させる儀式が、もう目の前まで来ていた。

595: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)22:54:11 ID:zmjxvvIKQ
オレは、主に北祖父に遊ばれながら、慣れない着物を着ました。

腹が出ていてはだらしがないと、伯父さんに腹を着つく腹巻され、

北祖父は何度も服のシワや、よれを直し、慣れない足袋を履いて。

伯父さんたちの中には、スーツの様な喪服姿の人も居ましたが、殆どが着物。
しかもビシッと着こなしていて、なんか異様だった。

ちなみに従兄Bは、成人式に暴れそうな不良の様だと、皆で弄られていました。

596: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)22:56:52 ID:zmjxvvIKQ
S子は、特に着替える準備もないので、居間で座りながら暇そうにしていました。

主に従兄Bに煽られ「カッコイイだろ?」と若干某芸能人風に言って来いとか言われて、
そんなんでS子の前へ。

オレ「ど、どうかな……?」
S子「かっこいいよ!すごく似合ってる!」
そう笑顔で言われ、ちょっと照れくさくなり。

女性の方々の用意が終わるまで、S子と一緒に居ました。

597: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:00:09 ID:zmjxvvIKQ
オレ「……もう直ぐだね」
S子「そうだね……」
オレ「しっかりと…応援するからね……」
S子「ありがとう。」
オレ「……。」
S子「……。」

そんな感じで沈黙化。
お互い寂しさを隠し合っていたと思います。

ただーーー、なんでだろうな。

忘れてたけどS子ってすごい子なの。

S子「足、見ますか?」
オレ「ぶ――ッ!」
座りながらS子はスカートを握って居ました。

S子ってすごい子だわ……。

598: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:02:36 ID:zmjxvvIKQ
オレ「なななな、なんでこのタイミングで!?」
S子「昨日……見せれなかったの……」
ぇぇ。
それはつまり昨日、見せようとしていたと言う事ですか?

ちなみに親戚は北祖父の気の利いた策略により、退散しています。

S子「見たい?」
オレ「い……いや……」
このタイミングで見せて貰ったら、なんか駄目だ。
恐らくオレが天国へ逝けなくなる。

気持ちは嬉しいよ、とありがちな文句を言い、S子の手をスカートから退けました。

オレ「きゅ、急にどうしたのさ」
S子「だって……」
オレ「だって?」

S子「オレさん元気ない顔していたから……」

はう。

599: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:04:53 ID:zmjxvvIKQ
オレ「ごめんね!で、でもとにかく駄目だよ!」
S子「うん、もう見せませんよー!」
オレ「えぇ……」
ちょっと悲しい半分、嬉しい半分。

S子「もうオレさんいつもの元気な顔になってますしね!」
そう言えば、寂しさは消えていました。

オレ「S子、ありがとう」
S子「足見て元気になるなんて……オレさんらしいよw」

それはそれで、元気失いそうなセリフだった。
けど、俺はまた大笑いして、S子もクスクス笑い出していた。

600: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:08:51 ID:zmjxvvIKQ
北祖母「それじゃ行きますよ――ッ」
なんかピシャンッとした声を、オレとS子、親戚一同にぶつけてくる北祖母。

必然と背筋が伸びて、S子もジッとした強い顔つきになって行く。
オレとS子は手を繋いでいたけど、その手がだんだん強く握ってくるのが分かった。

家の鍵を閉め、家の祠に一人づつ頭を下げ、北祖父母を先頭に道を歩く。
あれ、何も知らない人が見たら奇怪な光景だったらそうなー……。

601: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:16:16 ID:zmjxvvIKQ
オレらが向かったのは、家の周囲に幾つかあった小さな山の中にある神社だった。

前にも書いたけど、トトロでメイとサツキが住んでいる家、
あのような感じの入り口から階段が続き、一番奥に社がある神社だ。

そこの神主と祖父母……と言うより、北祖母の一族は長い関わりを持って居てるらしい。

表向きと言うより、本業は農家だが。
北海道の親戚たちは、度々ご縁があって除霊の依頼が来る度にここを利用しているらしい。

今回は、お札や事前に蝋燭の配置、お浄めの水と酒に力をこめるなどを、
先週から準備していたと聞いていた。

あと、この神社、怒男の家のようなもの。
元々怒男が祀られていて、本堂には怒男そっくりの仏様が居る。

神主さんは俺らを見て「ようこそいらっしゃいました」と一礼。
そしてオレには「お久しぶりです。そして、よくぞ参られました」と不思議な挨拶をされた。

オレが「そ、そんな」とキョドっていると、北祖母からは「怒男様に言っているのよ」と笑われました。
隣に居たS子はクスクス笑ってました。

なんか、良い感じで緊張がほぐれたと思っていました。

602: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:20:23 ID:zmjxvvIKQ
北祖母「S子さん、オレ君、何か言い残すことはありますか?」
なんかそう真顔で言われたけど、俺もS子も笑わなかった。

オレ「……S子さん、大好きでした!」
ちょっと歓声があがる、何故オレはああ言ったし。

S子「ありがとう、オレさんは私より良い人を見つけてくださいねっ」
ちょっと泣きかけるオレ、でも我慢。
ちなみに未だに見つけていないし、見つけようとしていない。ごめん、S子。

北祖母は、なんかそのやり取りを見て「拍子抜けね」と呆れて笑ってた。

北母「こんな強い御霊様を前にして、こんな空気で供養を始めるのは初めての経験だわ」
北祖母はそう笑い、周囲の緊張をほぐすのに務めてた。

603: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:25:01 ID:zmjxvvIKQ
その後、幼い子供たちは、神主さんに預け、本堂と別の場所へ。
オレとS子、北祖父母、北親戚は、本堂へ。

本堂に上がり、怒男そっくりの仏様を見て少し驚いたけど、直に神妙な空気になって行く。

四方八方に大きなお札と、ロウソクが何重もの形を作る様に重ねられ。

オレとS子は、その中心に敷かれたザブトンへ。

親戚一同は、決められたザブトンへ座って行く。

祖祖母はS子の横に座り、
北祖父はオレの横に座り、

――S子の成仏を願った供養が始まった。

604: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:28:10 ID:zmjxvvIKQ
最初に執り行ったのは、オレの霊体をS子から引き剥がす事だった。

それがかなり面倒なことになっているようで、俺が憑りついてしまっていたらしい。
S子はそれを笑う事なく真剣な顔で聞いていた。

オレはちょっと笑った。
北祖父に頭をペチンと叩かれる。結構痛い。

オレは清めの酒を飲み、
S子は北祖母に飲むような動作をマネする様に言われていた。

すると、S子の身体が一瞬薄くなった。

おどろいて声をあげると、北祖父にまた頭を叩かれた。

605: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:34:05 ID:zmjxvvIKQ
北祖母は何かを唱え出したかと思うと、それに続くように北祖父が良いだし、
伯父さんたちが良いだし、連鎖させながら、お経が唱え始められた。

最初こそ、黙ってじっとしていたが、
だんだん周囲がグルグルと回っている様な感覚になって来て、

北母「今はどんな感じだ?」
オレ「目が周ってるような……」

そう言うと、北母はオレの背中をさすり始める。
そして、背骨に沿って人差し指をあげ来たかと思うと、フッと上へ高く上げた。

その瞬間、S子の方がグラっと揺れ、
ああ、オレは、俺の霊体の糸の様なモノを祖父母が握りしめたのだと分かった。

その時のオレの間隔は、なんか身体を祖母の方に引っ張られてるような、弱い重力を感じていた。
S子はどうだか分からないけど、同じように頑張っていた。

絶対にザブトンから降りてはならないと言われていたので、俺も頑張って耐えた。

そうして、十数分後、体全体が急に軽くなった。

北母「取れた……、S子ちゃんお疲れさま」
北父「オレはやらしいやつじゃ」

なんかちょくちょく北祖父は笑わせてくるんじゃないかって思い出した。

606: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:40:02 ID:zmjxvvIKQ
大体分っていたけど、この糸(霊体)を取らなきゃ、S子はまた戻って来てしまう所だったそうだ。
なんと言うか、本当に申し訳ない。

S子「……次は?」
北母「貴方が成仏する番です……」

その声を聞いて、胸が重くなった。
S子も「もう……」と寂しそうな顔をした。

オレ「S子、頑張れ」
無情にも俺には応援しかできない。
ただ、ザブトンから降りはしないが、S子の顔をしっかりと見た。

ちなみに抱き着きや手を握るのは、これが最後だと言われた。

ザブトンから出てはいけない……その状態で抱き着くなんて無理で。

オレ「……握手しよっか」
S子「うん」

――ただ、握手した後、S子はフッと顔を近づけてキスしてきた。
流石の時代に、周りは動揺していたが祖母は「黙りなさい!」と一喝。

S子はザブトンから降りなかったけど、かなり危ない事をしたと、北祖母に怒られる。
曰く、もしも今度はS子の方がオレへ繋がってきたら、オレを連れてってしまうぞ、と。

でも……そんなに怖い事言ってるけど、北祖母の顔は笑ってたよ。

607: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:44:28 ID:zmjxvvIKQ
北母「それでは、皆さん。はじめましょう」
ちょっとした盛り上がりは嘘の様に鎮まる。

北母「ここに名前を書かなくてはなりません。その方が昇りやすいので」
S子「はい」
北母「名前は”□□ S子”で良いですか?」

この話は事前に聞いていた。
本来なら、その人の名前で送り出せるほうが良いのだが、S子は自分の名前を持って居ない。
となると、

”その人を送れる名前を付ける”か、
”その人に新しい名前を分からせる”か

その二択だそうだ。

今回は、オレは、散々S子と言っていた。
なので苗字は「S子」で決まった、上の名前は北母が名付けるありがたい名前となる。

――筈 だ っ た 。

608: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:46:50 ID:zmjxvvIKQ
S子「……。」
一瞬、ボーッとした表情になるS子。

オレは何事かとS子の顔を探るけど、分かる訳がない。

オレや北祖母も、その時何が起こったか分かららないと、今でも言っている。

オレがなんで「S子」と名前を付けたのかと、北祖母に尋ねられ、何十回説明しても「馬鹿」としか言われない。

そうだ、S子はラノベの女キャラクターの名前だ。

そんなキモオタがつけた、何の変哲もない名前だった。

――そ の 筈 だ っ た 。

609: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:48:06 ID:zmjxvvIKQ
S子「●●……S子……」
オレ「へ?」
北母「!?」

S子「●●S子」

S子「そ れ が 私 の 名 前 で す 。」

奇跡だった。

610: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:51:01 ID:zmjxvvIKQ
苗字が本当に『 ”S子” 』だった。
オレは訳が分からず「え?え?」と何度も言っていた。

北祖母は「……他に覚えている事は?」と冷静だった。

S子は「分からない」と言い、「嘘ではないですね?」と祖母は口うるさく聞く。

S子「はい、名前は●●です。苗字です。それ以外は分りません」
嘘を言っているような顔じゃなかった。

北母は動揺を隠しきれない様子だったが、

「本当の名前があるなら、それが良い」と良いと笑い

木のお札にS子の本名を書いた。

611: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:52:23 ID:zmjxvvIKQ
ごめん、間違えた。
苗字と、下の名前逆だね。

ちょっと暴走してた。

612: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:53:26 ID:zmjxvvIKQ
混乱整理。

S子→本名、下の名前。

●●→苗字、S子の生前の名前。

□□→北祖母が付けようとした苗字。

木の札には「●● S子」と書かれた。

613: 名無しさん@おーぷん 2014/08/04(月)23:54:34 ID:2rFBBoETc
つまり>>1が呼んでた名前と本名が一緒だったってこと?

615: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/04(月)23:55:52 ID:zmjxvvIKQ
かなりの動揺で、親戚一同ざわついていた。
こんなことは今まで一度もなく、ましてや事前に付けていた名前が本名など例がない。

ただ北母は「静かにしなさい――!」と一喝。
北父は、ボロボロ泣きながら「名前思い出せてよかった」と言っていた。

>>613
そう言う事。
マジで名前がS子だった。

苗字(上の名)まではオレは当てられなかったけど、下は当たってたの。

ごめん、本当にごめん、良い所でやらかした。

616: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:00:53 ID:wSHSZJ2bG
少しだけ会話する時間を貰ってS子と会話する俺。

オレ「ほほほ、本当にS子?」
S子「そうだよ!オレさん!」
オレ「どどど、どうやって思い出したの!」
S子「分からない、けど思い出したの!私は●●S子だーって!」
オレ「ほほほほ、本当に、S子!?」

S子「本当だよ!私の名前は●●S子だよ!」
オレ「●●S子!よかったなー!」

S子「うん!オレさんはやっぱり凄いよ!!」
その笑顔はとても眩しかったし、本当に嬉しくてかわいくて、仕方がない顔してた。

オレは、今すぐ踊り喜びたかったけど、
終始「ザブトンから出るな」と周りで北祖母と祖父は煩かった。
ま、かなり笑ってたけど!wwww

さて……。
色々混乱はあったけど、ようやくS子の供養が始まった。
先ほどと同じように北祖母がお経を読み上げ、だんだんと周りも読み始めた。

617: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:04:02 ID:wSHSZJ2bG
とにかく長かった。
先ほどのような感覚に襲われなかったし、S子も不安そうな顔でオレを見ていた。

かなり長いお経だったけど、語尾をとても長く伸ばした下と思うと、もう一度始めから読み返す。
そして再び長い時間が過ぎる。

焦りの表情になって行くオレとS子。
北祖母もちょっと眉をしかめながら、何度もS子を見ていた。

そんな長時間の朗読を4周した頃だろうか、S子に異変が訪れた。

618: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:08:49 ID:wSHSZJ2bG
S子が一瞬、手をついたのだ。床に。
それを見て、北祖母がスッとお経を読みながら手を伸ばし、S子の姿勢をたて直させる。

そこからは、怪奇な数々だった。

ロウソクの炎が右からポポポ、と消えていき。
また右から火がついて行ったり。

ギシギシと軋む音が鳴りだしたり。
それで不安そうにするS子に、俺は目で「頑張れ」とエールを送る。

何故か、鐘の音がひとりでに鳴り(あのお経の合間に叩く金具の奴)、

周囲の親戚の人たちが苦しそうになり。
ただ、苦しそうにしている人には、北祖母が直に歩いて向かい、背中を撫でて起き上がらせた。

その間もお経を読んでいて、とにかく感謝できた。

620: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:11:50 ID:wSHSZJ2bG
それから、またお経が何週かしてからだ。

S子に異変が起きた。

S子「う、ウハハハハ……フハハハハ……」
そう笑ったのだ。

ただ、その途端、北祖父の声が大きくなった。
それもオレの右耳の傍で言うのだ。

S子「オレさん……オレさん……」
フッと、S子の声がして振り向こうとしたとき。

怒男「オレ、こっちを向け」
怒男のもの凄くリアルある、口の息が聞こえるような声がして、北祖父の方を見た。

621: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:12:54 ID:wSHSZJ2bG
怒男の姿はいない、けど、北祖父の目を見て確信した。

S子「オーレさんっ。オレさん?オレさーん?」
可愛らしい声でS子は何度も俺を呼ぶ。

けど、けどけど、けど!!!!!!!

マジで見ちゃいけない、ふり向いちゃいけない、そう言う戦慄する何か別の声に聞こえてきた!

622: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:14:25 ID:wSHSZJ2bG
S子「オレさーん?どうしたの、コッチ見てよ」
流石に気が付いた。
そう言うS子はおかしい。

S子「見てください、オレさん。空綺麗ですよ」
馬鹿野郎、此処は室内だ。

S子「オレさん、見てみてー、これなんですかー?」
何を見ろって言うんだ。

その間、北祖父の声と、「おい!」となんかスゲー怒鳴ってる怒男の声ばかり聞こえてた。

623: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:17:19 ID:wSHSZJ2bG
S子「アハハハハハハ、オレさん、おもしろーい。こっち向いてよ」
ポンっと、オレの方をS子が叩いた。

鳥肌が凄まじく、久しぶりにS子に初めて掴まれた時のあの腕の痺れを感じた。

S子「オレさん、スカートの中見ます?足みせちゃいますよー?」
S子はオレが顔を背けていた方向へ、ゆっくりと歩いてくる。

怒男「コッチだ」
怒男の声がする方向を素早く見る。

S子「足ですよー、ほらほらー、あははははは」
オレは全て分っていた。

――ザブトンから降りた時点で、ソイツはS子じゃない。
それにS子は、そんな俺の欲望を満たすような行動を取る子じゃない!

俺が、何度も何度も首を振る。
そのたびに、その方向にS子が来る。

624: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:18:43 ID:wSHSZJ2bG
スカートをめくっているのが気配で察する。

ただ勃起もしないし、それ所からどんどん痺れと、恐怖と、戦慄が強まって行く。

早く元のS子へ戻れ、戻れと、俺は強く念じた。

S子「ね ? オ レ さ ん 」

その時、顔を向けたザブトンの方から声がした。

そして、見てしまった。

625: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:20:39 ID:wSHSZJ2bG
S子「ミタミタミタミタミタミタミタ、ミタミタミタ、オレさんミタミタミタ……・」
酷く醜く笑うS子がそこに居た。
同じ言葉しか繰り返さないし、ニタニタ笑ってる。

コイツは誰だ、なんなんだ!
そう思いながらS子を睨むと「S子だよー」とS子の声で言う。
ただヤケに腹正しく思えた。

S子「オレさん怖いコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイ……」
壊れたS子の顔はオレを見ながら言う。

626: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:24:05 ID:wSHSZJ2bG
今でも思い出すと、一番怖い。
あんなS子は二度と見たくない。

怒男「いい加減にしろ!!!!!!!!!!!!!!!!」
オレ「いい加減にしろ!!!!!!!!!!!!!!!!」
まさかのオレと怒男、声言葉被る。

ただ、そんなの気にしなかった。

オレ「お前がS子?お前みたいなビッチしるかボケ。
 お前がS子なら、もっと可愛く見える。愛せる。
 お前誰だよ、ボケ、カス、アホ、シネ。
 なんなん?お前S子を利用して何がしたいんだよ。

 答えろやボケェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

かなりオレはブチギレた。
それは恐怖と追い詰められたのと、何よりS子を貶されたのが許せなかった。

S子の顔の者は一瞬「( ゚д゚ )」って顔になる。

S子「そう言う事言わないで!言わないで!」
オレ「うっせービッチ、出てけ!お前S子から出てけ!」

S子の顔の物を掴む。

――生々しく血の匂いがする、ドロッとした、妙な黒いモヤが取れた。

627: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:25:24 ID:wSHSZJ2bG
このモヤには覚えがある。
てか、この液体の様な物、覚えがある。

――門の前の水だ、あの黒い液体だ。
そして、このモヤは、あの時。S子が凄く暴走していた時のモヤだ。

628: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:28:08 ID:wSHSZJ2bG
なんか、そのモヤを握ったら変な景色が見えた。

なんか、ずーっと交差点に誰か立ってるのよ。
それで道行く人を、やけにクローズアップしながら見て、それで離れてを繰り返しながら。

そこに一人の女の子が来るの。
それもかなり光輝いていると言うか、光に包まれて、見ているだけで温かくなるの。

ちなみに、学生服を着て背中に竹刀を入れるようなバックを持ってる可愛い女の子。
もうオレのドストレートの可愛い女の子。

そしたら、俺の気持ちに反応したかのように、その視線が女の子に伸びていく。

――そこで女の子がスゲー驚いた顔をしたところで場面が変わるの。

630: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:30:32 ID:wSHSZJ2bG
先ほどと同じように交差点に立ってるの。
で、同じように人を見ては離れての繰り返し。

其処に一人のオッサンが来るんだわ。
オレだわ。

そのオッサンも同じようになんか、妙な輝きまとってるの。

ただ、なんかに邪魔されて近づこうにも近づけない。
近寄りたくても近寄れない。

――そう思っていたら、そのオッサン急にオレの方に来るの。

スマホを見せてくるの、キメーの。

オレだった。

631: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:34:27 ID:wSHSZJ2bG
祖母に背中を叩かれて意識が戻った。
怒男の像がスゲー怒っている様な顔してた。

オレは手に確りとモヤを握り占めてた。

北母「オレ、それをこっちに!」
そう言われ、言われるがままモヤを手渡す。

それを北祖母は札を取り出して。それに押し付けるの。
するとみるみる札が黒く墨汁零した様に染み込んでいくの。

で、モヤが最終的には札を滴るぐらい黒くして、消えてった。

632: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:40:19 ID:wSHSZJ2bG
オレは訳が分からなくなりながらも、S子を見る。

S子はザブトンに座りグダッとしていた。
目に生気がない。ボーっとなってた。

オレはS子の名前を恐る恐る呼ぶ……流石にあれを見て直にS子だと思えない。

S子「……オレさん??」
オレの名前を呼ぶ、いつものS子だと感じた。

S子「……?」
オレ「良かったー!S子だ!」
オレは安心したらドッと疲れて、同時に涙がボロボロ出た。

S子「……あ、行かなきゃ」
ただ、S子が凄く……すごく自然に呟くように言った。

ここぞとばかりに北祖母と祖父の読み上げる声が大きくなる。

633: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:42:39 ID:wSHSZJ2bG
何だろう、おはよう、みたいな?
頂きますみたいな、とにかく日常的な言葉の様に言うんだ。

S子「オレさん」
オレ「……?」

S子「本当にありがとう」

その瞬間、すごーーーーーーーーく、最高の顔で。

何故かちょっと立ち上がって、スカートをたくし上げるかの様な、

劇団でしか見ない様な古い西洋風の挨拶をして。


S 子 の 姿 が 消 え て い た 。

634: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:45:13 ID:wSHSZJ2bG
別れの言葉も言う暇はなかった。

普通、なんか良くない物が取れた―、やったー。
そうやってS子と喜びあって、、オレがS子と喜んで、
さー、S子とお別れだ、S子と悲しい言葉を交わして、涙ながらにサヨナラ。

そんな感じのことになると思うじゃん?

そんな事はなかった。
電車に乗って行くかのように、信号が青になったのでわたるかのように。
本当にスッと、短く感謝の言葉を述べて、行っちゃったの。

635: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:48:08 ID:wSHSZJ2bG
期待していた方々に沿えるような結果じゃなかったと思う。
ただ、本当にそう言う結末だったの……。

ここまで糞長い連続投稿して、そう言うオチは納得できない、って人大勢いると思うけど、

本当にそうだったの。

俺だって納得していない……って気持ちはあるよ。
北祖母に「全部終わったよ。S子ちゃんは天国に向かったよ」って笑顔で言われたけど、

オレが最初にした顔は、悲しくて寂しいだけの泣き顔です。

何か言って送り出したかった。
なんとか気の利いた言葉を言って送り出したかった。

もっと違う感じでお別れしたかった。

そうだれよりも、望ん”でた”。

636: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:50:17 ID:wSHSZJ2bG
オレは何だか、理解したくなくて馬鹿みたいに暴れてしまった。
馬鹿だよね。
S子を信じるとか、愛しているとか、S幸せがオレとか思いながら。

結局オレの都合通りにならなくて、大暴れよ。

従兄Bは「S子ちゃんはもう居ない!!」って叫ぶのよ、でオレは殴って、殴られて。

北祖母は涙ながらに「オレがそんなんでどうするんだァアアアアア!」とか一喝するの。

その間、俺はS子の名前を呼んで、フルネームで呼んで。

散々S子に感謝の言葉ぶつけたよ。

かなり口悪くて、怒男に八つ当たり気味に言ってやった。

637: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:52:25 ID:wSHSZJ2bG
オレ「怒男は神様なんだろ!?だったら伝えてよ!
 もっと言いたい、俺の方が感謝したい言葉たーーーーーくさんあったんだ!
 なのに全然言えてない、伝えてない、話してない!!!!

 怒男!何とか言えよ!!!!!!!」

怒男の像も悲しそうな顔してた。
そうだよね、なんだろうね、なんだろうね、この終り方。

ただ、周りの人達は必死に「S子ちゃんへ思いは通じてる」とか、散々言うのよ。

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ

もう頭おかしくなるかもしれないけど、最期まで聞いて!!!!!!

638: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:54:58 ID:wSHSZJ2bG
結局、俺が落ち着くまで2か月かかった。
その間にアルバイトもクビになった(職場復帰できず

その間、北祖父母の家にお世話になって農作業手伝いながら、毎晩従兄Bと酒を飲んでいた。
ただ、気持ちも持ち直しきたかと思っても、絶対S子を思い出して泣いちゃうの。

それを最初は北祖母は怒ってたけど、次第に「大丈夫だから」って励ますようになった。

そんな感じで、S子に顔向けできない、S子に申し訳ない、S子が悲しむだろう

クソッタレで、アホで、バカな二か月を過ごした。

639: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)00:58:19 ID:wSHSZJ2bG
すこし休憩して、落ち着いてきます。
やっぱ書きなぐる様に打ち込んだけど、気持ちが落ち着いてないww

とりあえず、S子とオレの奇妙な生活は、ここで終りです。
恐らく多くの人が「なんだそりゃ!?」ってマジで思ってると思う。

ただ、そう思ってるのはオレも同じです。


ここからは、ほぼオレの後日談になります。
ただ、俺は「なんじゃそりゃ」と思わなくなった話になります。

良かったら聞いてほしい。
オレの妄想ではない、本当にあった、奇妙な結末を。
話す為にも落ち着いてきます。

640: ◆Jv4G8upKnw 2014/08/05(火)01:02:50 ID:wSHSZJ2bG
ちょwwwww友人からメッチャメール来るwwwwww
しなねーよ、バーカwwwwww

うし、後日談を話して行きます。

……の前に、書くの忘れちゃってた『 ”モヤ” 』について説明しなければなりません。

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